うさぎ用品とケア専門店

おうちのうさぎさんにとって、これからの季節は気温が気になりますよね。

私たちも、しろくまさんと一緒に暮らしている間は、3月でも気温が高い日があればエアコンを付けて過ごしていました。しろくまさんの暑がりについては。。。また機会があればお話させていただきますね(笑)

5月になると、おうちのうさぎさんよりは気温差に強い大久野島のうさぎさんたちにとっても、日向は暑く感じられるようになってきます。

実は、数年前から大久野島での温度測定を行ってきました。夏に限らず冬も行っていたのですが、これから暑くなるこの季節ですので、まずは夏のお話をさせていただきますね。

お外で暮らすうさぎさんだから、おうちのうさぎさんと分けて考えなければならない部分は多くあります。ですが、暑さに弱いという部分については、同じ「アナウサギ(カイウサギ)」さんですから、気にしてもらいたいなという私たちの願いを込めて・・・お話させてください。

夏の日向の温度と日陰の温度

夏といっても、もちろん日によって気温が違います。

ですので、私たちが大久野島に滞在している中で、一番暑かった日の結果をお知らせいたします。

日向(上)は43.5度

その場所の近くにある日陰は33.0度でした!

この温度の差は、多くの方が当たり前のことだと感じられるでしょうか。

そうですよね^^ 当たり前の気温差だと、私たちも思います。

その当たり前なことが分かっていながら、なぜ夏場に日向でうさぎさんに持ってきたおやつをあげてしまっている方々を多く目撃してしまうのか・・・

それはきっと、うさぎさんが駆け寄ってきてくれるから。とっても可愛いから。

可愛い子が来てくれたら、テンションがあがっちゃいますよね☆

うさぎさんが大好きだから、おやつをあげたくなってしまう気持ちもよくわかります。

その優しい気持ちを持って頂けるのであれば「暑い季節は、日向よりも日陰の方が、うさぎさんは好きなんだよなー」って、もう一歩だけ踏み込んで考えてもらえたら嬉しいです。

日陰の中でもこんな場所が

日陰の中でも、場所によって気温の違いがあることも。

これは、私たちもうさぎさんに教えてもらったことなのです。

人がいない時に、静かに大久野島を歩いていると、日陰でごろごろしているうさぎさんを見かけます。

私たちは夏の暑い日に、日向でごろごろしているうさぎさんを見かけたことはありません。
(人が通っていない場合)

その、人間に左右されていない状況の中で、うさぎさんがゴロゴロして居る場所の温度を調べてみると・・・

「どれどれ、何度ですかね」

28.9度です。

やっぱりそこは、さらに涼しい場所だったんです。

うさぎさんたちの本能で、涼しくて夏を乗り切れそうな場所を探しているんでしょうね。

さすが、たくましく暮らしている大久野島のうさぎさんです^^

夏の大久野島に行かれたら

日向と日陰では、10度以上の気温差があることが分かりました。

人間も、40度を超える気温では、熱中症をおこす可能性もあります。

ですので、水分補給をしつつ日陰でのんびりうさぎさんの行動を眺められると・・・きっと可愛い本当の夏の暮らしをしているうさぎさんを観察できると思います。

私たちは、うさぎさんたちのおやつを持ち込まないようにしております。

ですが、初めて行かれる方がうさぎさんと触れ合いたい気持ちもよくわかりますので、もしもそういうおやつを持って行かれる場合は、日陰で静かに食べてもらうようにしてもらえたらなと思います。

細かいことを言わせてもらうと、ガサガサとおやつをもらえると思われる音を立ててしまうと、遠くで休んでいたうさぎさんが、暑い中駆け寄ってきてしまいます。

ですので・・・静かに、目の前のうさぎさんとのコミュニケーションを楽しまれて欲しいなと願っています。

夏でも、エアコンを入れられるわけではない大久野島のうさぎさんだからこそ、静かに過ごしてもらって、暑い夏を乗り切ってもらいたいですね。

 

次回は・・・

気になる巣穴の中の温度について、お話したいと思います。

 

 

※今回の温度測定の結果から、33度(日陰の温度)くらいならうさぎさんは大丈夫という訳ではなく、これはあくまで大久野島の子たちの自然の中で生まれ育った強靭な身体と、風通しのいい屋外と言う環境が重なっているから乗り切れるのだということを、ご理解頂けましたら幸いです。

おうちで暮らしているうさぎさんたちにとっては、33度というのは驚異の温度です。熱中症になってしまう温度ですよね。

室内で生活しているうさぎさんについては、下記のコラム(ココロのおうち様のコラム)をご参考にして頂ければと思います。

■うさぎの適正温度と推奨温度